2016年9月3日土曜日

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すきなひとのことはみんな美化する、クールで完璧な彼女も彼のことは美化しちゃうみたいだ。
彼女が幸せならまぁいいかと思いわたしはむずがゆいそのノロケを聞く、未来は誰にもわからないし彼のことをわたしが知り尽くしているわけでもない、けれど多分彼には彼女が言うような世界を救う力は多分ない。だけれど彼は確実にこの瞬間彼女の世界をバラ色にしているみたいで、それならそれでいっかとわたしは思う。

2016年8月27日土曜日

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「『誰も悪くない』ってよく言うようになったけどそんなことないんだよ、悪い人はいるんだよ」と言われてハッとしたけど自分に応用はやっぱりまだできない。それぞれの立場に立ったら誰も悪くない気がしてしまう、確かにあれは悪いけど彼の気持ちはわかる、わたしもつらかったけど彼女もつらかっただろう、みんなそれぞれの立場でいろいろ考えてそれぞれつらいんだから。
ほんとうはもうちょっと、どうでもいいひと、大事にしたいと思わないひと、の気持ちを慮るみたいなこと、もうやめたほうがいいのかもしれない。だけどそれはもしかすると、わたしのことをなんとも思わない/知らない/むしろ嫌いな人にちょっとでも慮って欲しいという気持ちのあらわれかもしれず、そうであるなら当分はこの考え方から抜け出せないと思う。

2016年8月21日日曜日

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「A3用紙」から着信がありわたしはいやな気持ちになる。A3で印刷をすることなぞほとんどなく、たいていは取引先が設定した用紙設定がそのまま残ってしまっているときで、せっかく1/2両面印刷に設定していたのに指示書がA3で出力されたりしてアア~となるのだ。そもそも着信履歴に出る名前は自分が携帯に登録した名前ではなかったか、登録していなければ番号が出るはずだったと思うのに「A3用紙」って、こんな人知らないし反射的に不快になってしまったしいったいなんだんだろう、でも授業中にバイブ音をこれ以上響き渡らせるわけにも行かないからわたしはそっと電話に出る。
「あーあの、XXXだけれど、わかりますよねXXX」
よくわからないアルファベット3文字、それはおそらく何かの会社名だけれどわたしには覚えがない。
「いやとぼけないでくださいよXXですよXXX、XXXの○○○○って言えばわかりますか? そこの社長です、あなた知ってるでしょう、○○さんの件で話があるんですがね」
そのアルファベットと人名の組み合わせには聞き覚えがある気もするけれど何か思い出してはいけない予感がする、不幸だ、不幸が電話口からじわじわと染み出してきている。わたしの不吉な予感を察知したのかしていないのか、電話口の男はそのままダラダラと話を始める。
○○さんの近況を語っていることはわかるけれどいったいどうしてわたしに電話をしてきたのか皆目見当もつかない、つかないが、結論としてよくないことをわたしに提示しそれをされたくなければあることを行えと要求する方向にだんだんと舵を切られていることがなんとなくわかる。いつも持ち歩いていたICレコーダーも今日は持っていないし電話をしながら電話機で録音をすることもできない、なによりまわりにいま脅迫電話を受けているということを知られたくない。わたしはいったいいつまで平穏な暮らしがこうやって唐突に脅かされる恐怖に怯えて生きなければならないのかと考えるとくらくらする、突然の来訪者や電話や、久々に会う知り合い、一人で外へ出たときに突然拉致されるかもという恐怖、そういうものをうっすら感じながら毎日暮らすのはほんとうにいや、そして今日ついにその予感が現実のものとなって「着信」している。

2016年7月7日木曜日

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『人間は、生きてさえいれば、いつか回復する。』

自分で書いておいてほんとうかなとおもうけれど、わたしの場合、回復し始めると本が読めるようになるみたいだ。でもまだまだ全然回復していない、わりと毎日考えている。いろいろな、かなしいことやいやなことを。だけどもおもしろい本はおもしろいし、おいしい食べ物はおいしいし、すきなひとは今日もかわいい。




7月になりました、10月まであと2ヶ月とちょっと。
がんばったら、がんばれるから、がんばりきれないかもしれないけど、ちょこっとがんばってみましょう、わたし。

2015年11月30日月曜日

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3年付き合った恋人とのさようならで泣けなかったのに2時間で読み終わった本のラスト一文で泣いてしまった、わたしと恋人の3年間は195頁より軽い。



スーパーにいちごが並んでいてうれしいきもちになる。200円で小分けのパックがあった、カップの中にはいちごが2粒だけ入っていた。一粒100円。21歳のわたしのおっぱいは10揉み2000円だから1揉み200円、いちごより高い値段で売れたのだと思うけれどよく考えたらおっぱいは左右にあるので、正確にはスーパーで売られているいちごとわたしのおっぱいの価値は等しいのだろう。



人生って設計できるって知ってた?



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世界が狭いから去年買った図鑑をぱらぱらめくるしかない、こういう経験初めてじゃないなと思う。
なんにもなくなると心細くなるけど「なんにもないということがあるな」と思う、それはとても頼もしい。






1年かかって本が読めるようになった。人間は、生きてさえいれば、いつか回復する。



2015年11月23日月曜日

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ほんとうのことが無価値だなんてわたししらなかったからほんとうのことを言ってしまった、1時間あの子に好きでいてもらえるならもうなんにもいらないと思ってしまった。1時間だけあの子に好きになってもらえたらそのあと無価値なおんなのこになっちゃうなんてことわかってたのにもしかしたらって思ってしまった。
例外なんてないのに、わたしがほんとうに、ほんとうにあの子のことをすきだなんて関係ないのに。


日曜日の真昼間なのに水曜の明け方道に迷ってしまったような気持ちになっている、わたし先週の水曜日から時間が止まっている。わたしのスイッチはへんなタイミングで入る、誰にも待ってもらえないような変なタイミング。


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ねむたいけれど映画を見に行った、映画を見に行くという行為自体が楽しかったから映画そのものは正直どうでもよかった。ごはんをたべるシーンでカプレーゼが出てきて、わたしはルッコラのサラダが食べたいなと考えた。長らく食べられていないルッコラのサラダのことを考えていたらいつのまにか眠ってしまっていて、気付いたら大画面で人が撃たれて死んでいた。


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わたしのパソコン変な挙動する、文章がうまくリズムでかけないからしねとおもう。わたしが一番文章をうまく書けたのは東芝の赤いガラケー、でももうどこにもつながっていない。


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大きな棚がほしい、乗せても乗せてもいつまでも余裕があるくらいの大きな棚、100人乗っても大丈夫な程度の棚がほしい。 わたし全部の自分をそこにあげて、上からああだこうだ言う。



2015年11月18日水曜日

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例えばわたしがヨーグルをスーパーで見かけてなつかしいなこれおいしいと言う、そんな無意識の言動が誰かのことを揺さぶるなんて思ってもいなかったし、だからわたしは今それを思い知ってる。
わたしの知らないところでは、わたしの知りたくないものごとばかりが巻き起こっている。


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「すき」って言いたくなったけど気持ち悪いからやめた、最後に会ってからもう数年たっているように思ったけど全然そんなことなかった。来月いいことがあるよって言われてからまだ10日しかたってなかった、きみのことはすきなのにきみのすきなものはすきになれなくてごめんねと思った。モロッコヨーグルがなんでモロッコなのかマンガで読んだのに忘れた、わたしは明日50個の螺子を外して、それにひとつずつ脳みそを入れて、また螺子をしめる。


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ひとの弱音はすきじゃないけどきみのならいやじゃなく聞き流せるよ、真摯に向き合わないのはわたしがきみのことを好きだから、真摯に向き合ってつぶれてしまって付き合いが途切れてしまうのを恐れる程度にはきみのことが好きだから。


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早くねむりたいのに家に帰り着くとくじけてしまう、こんなひと、日本に6870191054657人いる。

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決定的な出来事があったから笹井君のことはもうわたし大丈夫、大丈夫っていうのは結構ですって意味、もういらないですって意味。笹井君がどんなに優しい声でわたしに話しかけてきても首を傾げても手を握ってもわたしもう大丈夫、なんどだっていらないって思える。
旧体育館はそりゃ人通りは少ないけれどわたしの所属する写真部の部室がよりによってその二階にある、つまり部室の窓から旧体育館裏は丸見えで、だから笹井君とEちゃんとのキスシーンもわたしにはばっちりはっきり見えた。『眼鏡と違って一日中つけっぱなしのコンタクトはあまり強い度で作ってしまうと疲れちゃうから1.0くらいがいいよ』、コンタクト屋のお姉さんの忠告通り作ったからわたしはコンタクトをつけても視力が0.9しかない、それでも二人がこう、高校生にふさわしくない濃厚なキスをしているのは十分わかったからわたしは部活のみんなが窓の外に目をやらないよう頑張って私語をした。わたしたちのような健全な高校生は、あんなもの、見てはいけない。


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わたしなにしているのだろうと東京タワー見ながら考える、スカイツリーじゃなくて東京タワー。東京タワーって車がないといけないと思っていた、だって近くにJRの駅がないから、でもわたし吉祥寺から新宿や渋谷まで歩けるし、それでも東京タワーには永遠にたどり着けないような気がする。



わたしのしらないところでしらないひとがしらないことをする、しらないままでいたい、できれば想像もしたくない。



2015年11月8日日曜日

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1/12に減ったチアシードドリンクの瓶の中で育つ白いふわふわを見ていた。このまま放置し続けたらこれはどのくらい大きくなるのだろう。なんにもないところから黴が生えるしくみは勉強して知っているけど何度見てもため息が出る、ほぉっと感心してしまう。
ねえわたしのこと好き? どのくらい好き? どういう風に好き? と聞くとラーメンみたいな感じで好き、と彼は答える。それが照れ隠しだと知っていても、わたしが言われたい言葉を言われていないことには変わりがない。


雨が上がった夜はいつも気持ちがいい、会社帰りのサラリーマンは決まってみんな傘を持っていて、今日一日眠って今はじめて外出したわたしは手ぶら、手ぶらというものは気持ちがいいなぁと思う。
みんな本当に大事なことはインターネットに書かない。見えなくて知らないことはなかったことと一緒だから、わたし本当はもうなんにも知りたくない。父親が、若いころ、自分の目に映る場所以外今ないんじゃないかと思ってたと話したことがあった、多分世界5分前説というよりトゥルーマン・ショーで、わたしも世界5分前説よりはそっちのほうがしっくりくる。見えなくて聞こえなくて知らないことは見えないし聞こえないし知ることができない、だから都合のいいうそばっかり見てたい、もしくは本ばっか読んでたい。

こないだ失恋した相手の残した音楽や本は全部ポップかつカジュアルで全然センチメンタルになれない、こぶし突き上げてウォーウォー言ったり美少女だらけの学校に放り込まれるばかりで全然センチメンタルになれない。だから次はわたしもっとこう、エモい感じの音楽や、エモい感じの本を読む人に失恋する。








20151108-01

左様ならという言葉がひどくしっくりくる雨の第三週、わたしは砂丘でコーヒーをすする。ひどくぬるくなったそれはしかし確実に苦く、格好をつけずにお砂糖とミルクをたんまり入れればよかったと思う。わたしの町がテレビに映る、切り取る角度一つでこんなにも知らない町に見える、まるであの子みたいだと思う。脳細胞が毎秒死ぬからどんどんばかになる、遠くまできてしまったのは陸続きなのがいけない、わたし、ロシアやアメリカに住んでいなくてよかった。


あたし東京のどこにいるかご存知ですか、ああご存知でしたか、実はもうそこにはおりません。飲みかけで放置した缶ビールは気持ち悪いから投げ捨てた、眠る前まで親密だったそれ、今はひとくちも口をつけたくないそれ。


自分の気持ちがどうにもならないのと同じくらい、他人の気持ちもどうしようもない、八王子から四国まで自転車でいけることをわたしは知ってる。キャッチーなフレーズだけ耳に残ってしまって仕方ない、回数を重ねるたびセンチメンタルが消えていってわたしは切ない、ほんとうにかなしいのはなんともなくなるということだ。






口に出せる程度のわがままをもたなければならない。






2015年11月7日土曜日

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今まで飲み込んだ言葉の重みで日本列島が沈む日が来た、わたしだけがそれを知っていた。これが人生最後のXX、実感しながら遂行するほうがちゃんと味わえると思っていたけど切ないだけだったから知りたくなかった。人生最後の部活、人生最後の買い食い、人生最後のおわかれ。この一週間誰かと顔を合わせるたびに感極まってしまって大変だった、やっぱり世界の終わりがいつ来るかなんて知らないほうがいい、しらないうちに、あ、って終わって欲しかった。


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全然あきらめるのが上手にならない、たくさんあきらめさせてきたくせに、どうやって目線をそらしたらいいかわからない、わたし、今日はカレーをつくる。


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有無を言わせぬほどかわいい人をみた、今もみている。



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 コンビニエンスにおいてあるラムネ、しろいつぶのほうのやつ、あんなの買う人いるのかなって思っていたけど最近よく買っている、今日も買った。ラムネ2粒でわたし4キロ歩ける、ラムネはすごい。

2015年11月5日木曜日

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触るというのは暴力で、おとうさんの指先からは超音波が出ている。わたしはもう大人だから世界が広いことを知っている、海の向こうにも街があることや、この家から出たって生きていけること。



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わたしのすきなものをすきなひとがすきだとは限らないし、わたしのすきなひとのすきなものを全部すきになれるかというとそうでもないから途方に暮れるしおもしろいんだと思う、本当はわたし、あの夜、眠らないで朝まで一人で映画を見ていました。
夏の朝は早い、夜だった瞬間が一瞬しかない、だから最後まで見終わったのは朝日がもう顔を出し切ってしまった頃で、それでも外に出ると早朝のさわやかな感じがしました。おんなじものを見ると少しは理解できる気がしました、でもわたし映画じゃなくて君のことばかり考えてて、だからお話もちゃんとは頭に入らなくて、だから今でもわたしは、どうしたら君に好かれるかわからない。



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手に取るようにわかるのにどうしようもないことがあるってお姉ちゃんが言ってました、意味がわからなかったけれど今ならわかります。例えば交差する高速道路、ぐるぐるまわるジャンクションみたいな、そんな感じだったんだと思います。もう一生しないことがたくさんあるんだと思いました、夜の高速道路を走ることも、外人墓地で朝を迎えることも、しらない幹線道路脇のファミレスでまずいコーヒーを飲むことも。もしかしたらなにもかも、本当はわたししたことがないのかもしれません。





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目の前のものが全てだったから、例えば家に帰ればあたたかい食事とあたたかい両親が迎えてくれるのは知っていて、それでも目の前のものが全てだったから、あのときわたしには君しかなかった。わたしが絶対守ってあげるって君の頭を撫でたその手でわたしは今おかあさんの作ったシチューを食べている、一通り泣いて泣きつかれた君がおとなしくまた家に帰ったことを知っている、家に帰ってから何があったかは知らないし、もう知ることはできない。

2015年11月4日水曜日

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望んでも望んでも絶対叶わないって痛いほどわかっているから願望さえ浮かばなくなってしまった、叶わない夢だって空想するだけでも楽しいはずなのに、現に授業中テロリストが突然やってきた挙句秘められた力が突然開花したらどうしようって考えるのは楽しいし今でも考えてしまうくせに、どうしてわたしはなんにも望まなくなってしまったのだろう。ふれたいもの、たべたいもの、かけてほしいことば、うたいたい曲。わたしの想像するそれらは本当にわたしがしたいことなのか、それとも本当に望んでいることを諦めてしまっているから浮かんでいる妥協のものがこれなのか、わからないままでいないとわたしきっとだめになる。


一生叶わないことが山ほどあって、叶うことのほうが少ないくらいなんだけど、それでもそれを「一生叶わない」ってわかってしまうのはとてもつらい。わたしは人間は本当は空を飛べると思っていて、じゃあなんでわたしは空を飛べないのかというと絶対飛べるはずがないと思っているからだと思っていて、つまりわたしが一生叶えられない願望って言うのはわたしが諦めてしまっているのが悪い、全部自分に原因を求めるのは自意識過剰だけどどうしてもそう思うから一生叶わないし叶えられないほうを選び取ったのも自分だと思っている、思っているし、ある程度はきっとそう。





キャラメルホイップのクレープ、公園までの坂道、何棟も立っているおんなじような団地、大きなマンションの小さな裏口、古本屋さんのにおい、心中のあった上水、おおきなスーパーマーケット、帰り道でいつも見かける野良猫、通勤路になった観光地。





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死んだように生きているけど、それでもう10年くらいたつの すごくない?


2015年11月3日火曜日

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わたしの本名は幸子だけれど全く幸せじゃないし全然名は体を表さない、だからわたしはこの世の全てのことわざや格言に異を唱えたい。渋谷区も港区も怖いから通りたくないしそもそもわたしが怖くない土地なんてないのであった。たばこの臭いには二種類あって懐かしいのとそうでないもの、セブンスターは間違いなく前者、ハイライトのメンソールは便秘薬でOD計る女の子のにおいがするから好きじゃない。毎秒毎秒切なくて死にそうだけどこんなに毎秒毎秒切なさで死にそうになっている人なんて早々いないんじゃないかと思う、人生最大の失恋や親友とのけんか、なんやかんやあるけどお笑い番組を見たりおいしそうな白菜を選んでいる最中は目の前のこと考えてるでしょきっと、だからこんなに毎秒毎秒切なくて死にそうになれるのはもしかしたら一種の才能なんじゃないかなって思ったから切なくなるのをやめた、わたしだってスーパーで、きくらげが多く入っているカット野菜(ラーメンの具)を真剣に選んだりする瞬間があるのだ。


日本語がじゃま、わたしの頭で流れる以外の日本語がじゃまだと思うけどもうどうしようもない、意味を汲み取ってしまうからどうしようもない。それが明確であればあるほど脇道にそれることができなくなる、こんなの全然自由じゃない。

2015年11月1日日曜日

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さみしいんだったら好きな人の書いた文章読みゃいいんじゃんって気付いたから文庫本片手に家を出た。外人墓地、羽根木公園、仙台のホテルと早朝の海、生クリームの入ったメロンパンとリッケンのギター、季節はもうじき冬になる。



「わたしはどこにも属していない」、そう、わたしはどこにも属していない。あまいコーヒーが飲みたくなってカフェのレジ待ちの列に並んで、あと1人で注文口というタイミングでやっぱりそんなもの飲みたくないって気付いて店員さんにメニューを返してお店を出た、こういうことばっかり好き勝手にできる道を選んだからわたしはどこにも属していない。根っこがないからフラフラできるけど根っこはないんじゃなくて腐って溶けてしまったのだと思う、わたしは、どこにも、属していない。



朝5時の大通りはひんやりしていてコンビニエンスの空気も違う、わたしの知っている日常に切り替わるのは午前6時、あと一時間で魔法がとけてしまう。元気ですかって聞いたら元気じゃないよって返事をくれたあの子、いざとなれば職場に乗り込めばいいと思っているのは、嫌われたらどうしようという考えがわたしにないから、つまりあの子に嫌われるかもしれないという可能性がわたしのなかにないから。

どこにも属していないわたし、誰にも属されないわたし、区分けをしたらあまってしまう。


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選び取るという行為は残酷すぎるからもう直視できないのに肌にひりひりする、毎秒毎秒実感させられなくても十二分に自覚しているのにかみさまはいじわるだ。太いジーンズ、はんだごてのカス、黒猫と山間、ささくれたスティック、くろいつる。わたしたち、思い出すたびに何度だってさようならができるよ。

2015年10月31日土曜日

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カジュアルな選択はしかし確実に選択で、つまり片方を選びもう片方を選ばないということ、カジュアルさゆえ軽視されがちだがしかし確実に選択なのであった。分かれ道は最初ひとつの道であり、T字路じゃなく1mmのずれ、それが百万年経ったらえらいことになる、みたいなやつ、いや百万年後の未来なんて想像しないよね、でも確実に訪れるんだよね、そういう感じのやつ。
おはようございます、2015年10月31日、今日わたしはXXXXXをもう言わない。


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「いっぱい出たね」って言う夢を見たけど全然いっぱい出てなかったしいっぱいどころか出てすらなかった。

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ラジオの素人と電話をするコーナー、内容が唐突に変更になり恋愛のお悩みをパーソナリティに話す流れになるのを聞きながら考えたのだけれどわたしには人に相談したいことがない。例えば仕事や何かの手続き、気になる料理のレシピ、そういうものは人に相談したいけれど人生のなにかの選択や悩みごと、そういうもので人に相談したいことがない。全ての選択は自分がしているとは思っていないけれど人に選択肢を提示され選び取るのは確実にわたし、いやなら死ねばいいのにというジョーカーみたいなカードを持ちつつする選択は二択とも自分に不本意なものだったとしてもジョーカーを切らなかった時点で選んだのはわたし、だったら人になにか相談することなんてないんじゃないかと思う。非生産的なことがしたくないから人に何かを相談することはないんだけどだから内省ばっかしてて、でもそれだってSnakeskinを聞きながらしてて、タダでも起きない感じにしないと死んじゃうんだろうなぁ心がって思う。3月のライオンの日曜日の描写が美しくて泣いた、わたしもああいう日をあと一日でいいから過ごしたかった。



仕事ってひまを潰すためにするんだなぁって思う、少なくともわたしはそうで、忙殺されたら心は死ぬけどゾンビになって生き延びられる。無理矢理のポジティブシンキングかよって思うけど他人が原因の巻き込まれ型災難みたいなものじゃないことで悩めるのはとても有意義なことだと思うし、このパソコンずっと触ってなかったせいかさっきから挙動と変換がめちゃくちゃでわたしはいまこっそりとてもイライラしている。




2015年9月6日日曜日

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おっぱいが大きくなったって誰も喜んでなんてくれないしお気に入りのワンピースで無残に潰される、そんなんだったらもうやせるしかないなと思ったわたしは今日から牛乳を飲むのをやめることを決めた。一日二リットル牛乳を飲むと一ヶ月に一カップおっぱいが大きくなるのはあなたもご存知のとおりの事実、だけど牛乳は摂取しようとしなくても食事のそこかしこに入っている。コロッケのつなぎ、だいすきなオムレツ、グラタン、クリームシチュー、そこかしこからわたしは一日二リットルの牛乳を摂取している。もうこれは牛乳がない世界に行くしかない、牛のいない星に行くしかない、だからわたしはロケットに乗って地球を脱出したのであった。





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悪夢は見なかった。


赤茶色の鉄柵にしがみつきながらわたしたちは浮かび上がるその瞬間 を待つ。全体重を支えるべくぎゅっと握った鉄は冷たく、4歳児にこれはまだ早いのではないかとわたしは思う。もう飛ぶのには慣れてしまってわたしは余裕だ けれど、初めてこの鉄柵で上空を移動するのはなかなか難しい、二本の腕と二本の足で鉄柵にしがみつくというのはぞんざい安易な事だけれど、それがすわ上空 となると緊張感が違うのだ。


わたしにはなにもないから、わたしは誰のことも幸せにできない。 毎日おいしいものを食べさせてあげる程度のお金とか、家賃を気にせず住める一軒家とか、将来有望な太いパイプとか、人並みの幸せな家庭を持たせてあげる身 体とか。わたしの好きな人が今わたしと一緒にいなくて、わたしの好きな人が今わたしじゃない他の人と幸せになっていて、わたしは心底わたしの好きな人から 離れたわたしの判断を賞賛する、人生にケチがつかなくて、ほんとうによかった。
時間も最大の財産のうちの一つ、だから、わたしはわたしの 好きな人に、どうしようもならないわたしとのことに時間を費やさせてはならないと思う。だったらどうすればいいかってもう何年も前に決めたはずなのにわた しはそれをできていなくて、なんでわたしは、わたしのことが可愛くなってしまうのだろうって、どうしようもない気持ちになる。自分よりもちゃんと誰かのこ とが好きになれていたら、わたしは多分きっと、ちゃんと一人でいられるはずだ。




2015年8月23日日曜日

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学校へ行きたくないし休んでいい?と母に聞いたけど自分でも今日休んでしまったら何かが崩れてしまうような気がしてもし母が許してくれたとしても休んでしまうのが怖かった。しかし今から急いでも遅刻に変わりなく、遅刻するくらいなら休んでしまった方がいいのではとも思うし、出席日数だって十分足りている、今日より明日の方が時間割的にも気が楽で、やっぱり休んでしまえば良いのではとも思う。登校するか休みの連絡をするか、どちらにせよ学校にコンタクトをとらねばならないのには変わりなく、憂鬱なそれをするまえにわたしは母に抱擁を求める。母がわたしを優しく抱きしめながら「あんまりこういうことをしてはいけないよ」と言うからわたしは驚いて母の顔を見る、正確には見ようとした。お互いの首根っこにぎゅうとしがみつき肩に顎を乗せた状態では相手の顔を捉えることはできず、だからわたしは抱擁の中でそのまま母の言葉の続きを待つ。

「だれかに抱きしめてもらわないと嫌なことができなくなったら、これから先、例えばわたしや、抱きしめてくれるだれか、そういう人がいなくなって一人で生きていかなきゃいけなくなった時に死んでしまうよ」。

いつかはそんな状態になることがあると思う、それでも潔く死ねずに苦しんだりするのだと思う、だけどやっぱりわたしは今、母に抱きしめていて欲しいのだ。

2015年8月15日土曜日

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飛ばないし動くスピードも某虫と比べると断然のろい、だからまだマシだなんて考えようとしても部屋の中でうごめく3匹をマジマジ見つめてしまうとそんなのもう無理だった。

クルリと丸まりきらないグソクムシはダンゴムシよりも断然クワガタに似ている。硬い殻、親指と人差し指で胴体をつかんだ時に感じる足の動き、わたしがまだ小学生だったならグソクムシをひょいと掴んで部屋の外に投げることも容易かったのだろうか。でもわたしはもう、クワガタだってカブトムシだってできれば触りたくないと思ってしまうような大人で、だから自由に動き回るグソクムシがわたしの部屋を蹂躙しているのを、悲鳴を押し殺しながら見つめることしかできない。




2015年6月27日土曜日

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背中を向けて寝ていたあの子が寝返りうってわたしを抱きしめてぼそっと呟くから驚いて何と言ったか聞き返す、いつもなら再返答をめんどくさがるあの子がわたしが聞き取れるまで同じ言葉を呟いてくれるのにも、その言葉が「好き」だったことにも違和感を感じて、でもうれしいからわたしは黙る。それでも「こうしてないといなくなりそうで不安なんだよ」って言葉が引き金となり違和感は実感に変わる、あの子がわたしのことを好きなわけがないし、あの子がわたしにすがるように抱きつくはずがなく、つまりはこれは夢、その瞬間に目が覚めて数ヶ月ぶりに絶望する、全然まだだめだ、まだだめ、全然まだだめだ。



もうあえない人は死んだ人と同義で、死んだ人はわたしのなかでどんどん大きくなっていく。現実の彼らとわたしの中で成長した彼らはだんだん乖離していくという事実にわたしは誰より自覚的で、≒で≠のあの子はつまり、過去の自分への後悔とか後悔とか後悔だ。

取り返しのつかないことは取り返しがつかない、タイムマシーンで戻っても取り返しはつかない。