2013年10月17日木曜日

20131016-01

視界に広がる風景が、5年前のそれだったから泣けて仕方なかった。風景の相似とだからこそ際立つ欠落、下手なドラマや小説のようにそれの名称を声に、音に 出して呟いてみると涙が加速するのなんてわかりきっているのに、そうしないとなにかに栓をされてわたしの中身が腐って醗酵し膨らんで小さく爆発してしまうと思ったから、そうした。右を向き寝ころんで泣くと、当然だけれど涙が横に流れて、頬と枕の間に挟まれている髪の毛を濡らす。これはもしかして右のフェイ スラインの髪だけぐねぐねと妙な癖がつくのではと心配になったから、頬に手を当てて、髪の毛から涙をシャットアウトして泣いた。


今何かがほしいのではなくて、なくなった時間や光景そのものへの恋慕は、薄れるどころか深まるばかりなのだと思う。それを思うたび自分の愚かさを突きつけられるようで、だからそのもの自体に対しては泣けないし、でも本当は、声を上げて泣きたい。



フラッシュバックするいろいろが薄れるのを期待するのではなく、慣れるのに期待している。なくなったものやひとや場所、なくしてしまったそれら、わたしが罅を入れたそれら、それによって変容してしまったそれら。蓋をして見ないことで防御をしていたけど蓋を取ってそれを乾燥させてかさぶたにする作業がこれからで、だからわたしが今泣くと、またそれらがぐずぐずになるし、だからわたしは、泣いてはいけない。

2013年10月15日火曜日

20131015-01

からだじゅうに、小石がついているみたいな感覚がする。

古い書類を整理していたら、よくわからない会社からの給与明細が出てきた。一日だけのアルバイト(派遣の、試食のサービスのような)かなと思っていたけれど肩書が「社員」になっていて困惑している。わたし絶対この会社の社員になったことはない。その給与明細には普通の会社にはあんまりないであろう項目もついていて、あまりにも思い出せないからもしかしたらこれはわたしのじゃないのかもとか思ってはみるけど右上に記された指名は間違いなくわたしだし、平成21年のわたし、いったいなにをしていたの。



自分のこと、だけが、上手にできない気がする。朝と昼間、死ぬほど眠たいのに、夜になるとそれがどこかへいってしまう。ここ1,2か月、本も読めていないし文章も書けていない。そうすると、なんだかひどく、自分がおちつかない。


はやくおちつきたいな、とおもう。本を読んだり、くだらない文章を書いたり、そういうことをしたいな、と思う。あとちょっと、あとちょっと、で毎日頑張ったら、昨日の自分に毎日感謝をすることになっていて、だから明日のわたしのために今日もわたしはがんばるのだけれど、でもやっぱり、ねむたいから、今日ははやくねてもいいかな、ごめんねあしたとあさってと、そのまたつぎと、とにかくみらいのわたし。

じぶんメモ:9がつ本まとめ

宣言通り全く本を読めなかった。そして10月も読めていません、読めていないというか、記録自体もできていない。
11月には落ち着いて、毎日本を読めるような生活にしたい。ものです。