2013年1月29日火曜日

20130129-02

わたしのことはわたししか救えないしわたしが動かさないとわたしの手も足も動かない。わたしの起伏のすべてはわたしに原因があってつまりはそういうこと、おなかが痛いせいで、昔やってしまったひどいことや言ってしまったひどい言葉ばかり思い出して電車が酷く辛かった。みんな死ねばいいのにって思ってしまう夜があるけどそんなの不可能だし悲しすぎるしなにより非効率的で、つまりは効率的な方法を考えて、ああ、って思ったりする。わたしはわたしをなんとかしないとまったくもってだめになる、いままで考えも想像もしなかった方向で、ほんとうにだめになる。
なんでわたしあのときあんなこと言ったのかな、言うべきではなかった。いまこうなるのが運命だったとしても、あんなこと言うべきじゃなかった。泣きそうな顔で笑ってくれたいろんな人の顔ばかり思い出す、ごめんねって思うけどそんなこと言う資格はなくて、もっと言えばごめんねなんて思う資格もない。



なにものもわたしを損なうことはできない、今わたしがそう感じているとするならば、それはわたし自信の責任だ。もし本当にそれに身を任せてそうなってしまってそんなことを望んでしまったならば、わたしはもう一生救われないし、本当にみじめになってしまう。



いま思い出して心強い、顔も名前もしらないひとのことを考える。
ぜんぜんだめだ、わたしぜんぜんだめだ。

20130129-01

わたしはきみを壊せない、
わたしはきみを損なえない、
きみはきっと多分、他者に損なわれることはない。


溢れるどろどろに対応するためにラベルを付ける、一気に陳腐に平凡化する。方向性はわかっているのにそっちのほうに頑張れない、嘘ついた今わたし、なんにも頑張れない。

よくわかるのはわたしが同類だからで、嫉ましいのは同類なのに同等じゃあないからだ。


529200秒の休息が必要、
おやすみなさい。

2013年1月28日月曜日

20120128-01


駅までの道をバターになりながら歩く。路肩の雪はもうあらかた溶けてしまって注ぐ日差しはまるで春のよう、雀が植え込みから時折飛び出してくるのにびっくりする、わたしのパンプスがそのたび右側に傾く。近隣諸国、って口に出す、きんりんしょこくー。意味はないので一度で満足する、どこでもドアがあればいいのにな、と思う。

「忘れないで」にどうしても共感できなくて、「忘れない」にもどうしても共感できない。今日の予定を頭の中で組み立てる、放置できかつ放置したほうがよいものは先に、そうでないものは後に。何をするにも時間は足りないし腐るほどあって途方に暮れる。

わたしが自分で言った言葉に痛いほど共感する、適当なことを言うと特定の誰かが傷付く。嘘や妄想や感想しかという欺瞞はわたしが一番わかってる、それでも全部フィクションだ。

*******************************************

ねえなんのためにさくらちゃんはしんだの、しんださくらちゃんがほんとうにしんだのにわたしはなんにもできていない、しんださくらちゃんに使われるはずだった酸素や労力ただただ腐らせて終わっている。頑張ろうとは思うけどどっちに頑張ったらいいかわからなくて、覚悟が決まらずぐじぐじしている。「こっちの方向に全速力で頑張ったらきみ正解だよ」って誰かにいわれたらわたしきっと、血反吐吐きながら全力尽くすって思うけど、でも多分その「だれか」が神様であっても、「えーそうかなあ」って言ってやっぱり納得できないのだと思う。


走り出したい方向には壁しかなくて、行くべき道には行きたくない。
穴を開けるか不本意でも道を走るか二つに一つ、さてどっちにがんばろう?

2013年1月25日金曜日

20121218-01

「明日隕石が落ちて、地球が滅亡するかもしれない」は、わたしのなかでの基本理念で、これはおおげさじゃなく結構な真実だと思う。優しかったおばあちゃんは妹が生まれる前に死に、幼稚園からの友達だったあの子は中学生であっさり死んだ。ずっと仲良しだよねって言ってた翔子ちゃんとは別々の高校に行って完全に縁が切れ、ずっと一緒にいようと言った昔の恋人は今年わたしじゃない女の子と結婚した。なにもわたしの周りが変わってしまったわけじゃなくて、「明日隕石が落ちて地球が滅亡する」のと同じレベルでわたしが変わってしまうこともある。この子の面倒一生見ようと思ってた男の子のことがうっとおしくなったり、大親友だった女の子と連絡とるのがめんどくさくなったり、一生続けようと思った仕事に嫌気がさしたり。「明日隕石が落ちて、地球が滅亡するかもしれない」が、自分以外の他者だけに当てはまることであればわたしこんなに疑っていない、それがほかならぬ自分自身に起こりうることだって、わかっているから怖いのだ。

20121114-02


あなたは無理しなくていいし頑張らなくていいんだよ、眠たかったら眠っていいし、学校だっていかなくていいよ。働かなくたっていいし甘いお菓子もたくさん食べていい。そのままのあなたでいいし、作らなくてもいいんだよ。だってわたしとあなたは他人だから。


って歌を作ろうと思ったのですがメロディがうまく作れませんでした。

20121114-01

走るのがめんどくさいから死にたいとか救われないにも程がある

20121019-01

君のこと盲目的に好きでいたいし、平等にあいされるのはいやだなあ。

2013年1月23日水曜日

20130123-01


ヘリコプターから見下ろすと30haの畑なんてとても小さい。上から見て右から順に大きい動物、一番左は兎。ライオンや虎よりも左側にトリケラトプスとプテラノドンがいるのが解せないけどそうなっているのだからそれでいいのだ。各畑は防風林で区切られていて、それは普通の防風林(2~3列)だから、そこ突破して肉食獣が左側へ突っ込み乱獲状態に陥らないのか心配するけどどうやら平気、そして一番左の兎の隣、そこに私たち人間の教室がある。
等間隔に並んだ机は一日の終わりに後ろに下げられ担当の生徒による清掃が始まる。最近赴任した若い音楽の女教師に思い切って話しかけてみる、「どうして動物たちは防風林を越えてこないのですか?」先生は慌てて上層部に質問、返ってきた答えは「兎は一人で森を超えられないのよ」だった。
曰く、私たちの教室と同じように兎も(机はないが)一体一体行動をしているから、防風林を一人で超えることが、性質として出来ないらしい。そもそも隣が透けて見えるような2列の防風林のどこが森だ、兎はそれでよしとしても凶暴な肉食獣たちはどうなるのか、疑問は更にわくばかりだけど先生があんまりにも嬉しそうな顔をしているので言い出せない。


そしてわたしはまた、犬に腕を噛まれる。

2013年1月22日火曜日

20130101-03




「自分の感情がすべて一般的にふさわしくない」

*******************************************


築いた友情と結んだ赤い糸、積み上げた経験と人脈と思い出。そういうものが人間の本当の財産だと思うけど、そういうものこそが煩わしくて、全部めんどくさくて捨てたくなるときわたしは携帯電話を想像する。
携帯電話を赤いポストにするりと投函する。そんなことしたって困るばかりで、むしろ実際の人間関係なんて携帯の外でつながっているものの方が多いのに、どうしてもそれを想像してしまう。わたしの持ってる携帯電話は未だに二つ折りのものだから、それを逆パカして放り投げてお金だけ持って鈍行に乗って、そんなこと考えるけど実際は、電話がないと不便だし、明日会社だし飼い猫も家で待ってるし、だから想像するしかない。

携帯電話をポストに入れて、わたしはひとりで旅に出る。


いろんなことが煩わしいのは、それらがどうでもよくないからだ。どうでもいいことならばきっと全部簡単に切り捨てられる。すてられないしがらみがこんがらがって絡まるから、解くのに疲れてしまってもういいやって、全部放り投げてダッシュで逃走、どうしたってその誘惑強い。

わたしが今まで人生で失敗したことたくさんある、多分あそこでああしなければ自分を含めた誰もかも一人残らず傷つかなかった、それならきっとその行動がそれに対する正解だったのに。もしその正解を、当時若かったり混乱していたりなんらかの理由で導けなくて間違っていたならわたしはきっと、あのころに戻ってやり直したいって思っただろう。でもわたし当時からそれが正解だってわかっていたし、わかっていたけどどうしても不正解な行動ををしたかったわけだし、正解よりも人を傷つけないことよりも自分の感情を選んだわけだし、だったら多分今私が当時に戻れたからといって、今度は正解を選べるとは到底どうしても思えなくて(結果もそれに至る病も、わたしは当時から十二分に想像できていて、そして現実はその想像通りに進んだので、この結末を知った上でも多分わたしはどうしても無理なのだと思う)、だからわたしは自分が間違っていたとはあんまり思ったことがなくて、だってわたしなんだから、それ選んじゃっても仕方ないよね、って思う。

わたしのなかでは多分「しかたない」がすごく大きくて、それは諦念のようだけど、諦めじゃなくて認めているだけだ。


自分に関することや自分が主体で進んでいく物事に関しては多分正解があるのだろうけど、そうじゃない、ましてや自分の好きな人でもない、第三者がからんだ問題だと、わたしも正解はわからないかもしれない。
そこに対して正解を探したりはもちろんするんだけど、間違ってもあんまり悔やまないのは、わたしがそこのことを心底では、どうでもいいと思ってるかかもしれない。




20130112-01


贖罪のためにわたしは産まれ、贖罪のために生かされる。人の命は地球より重いなぞたいそうなことを言う気はないが、じゃあわたしはどうすればいいの。わたしをつくり産み育てそこにあなたたちが贖罪を見い出すの、否定はしないけどだったらわたしはなんのためにわたしの人生歩めばいいの。贖罪のために存在する子供、贖罪のために育てられる子供、贖罪のために愛される子供。あの人たちが愛しているのはわたしじゃなくてその向こう、わたしから透けて見える誰かでわたしは罪の象徴で、あの人たちは許しのためにわたしを愛して慈しむ。「そうじゃなくなる未来」、わたしがあの人たちに救いを与えて与えられる未来、そういうものが想像できないわけじゃないけどどうしても、この愛情の本質を、考えずにはいられない。ただのわたしという存在を生物を、バックグラウンドなしに愛してくれる存在はない。存在を望まれたわけではなくて、罪の象徴と許しのために、わたしはこの世に産み落とされた。大事にされたし優しくされた、適切な愛情を適切に注いでもらい、理想的な環境ですくすく育った。なのにこの空虚は何だ、言動や行動じゃなく現実に/生活に/日々に、じわじわ滲み出るこれが空虚で、多分それはあの人たちからじゃなく、わたしの存在そのものから、染み出し続けている空虚だ。

わたしは死ぬまで愛されない、わたしは死んでも愛されない。わたしはわたしじゃなく、わたしはあなたたちの贖罪だから。


*******************************************

携帯じゃなくSNSで誕生日おめでとうのメッセージがきて、ああ、って思った。
これは無意識の選択で、そこにはぼくらの距離感が、端的に集約されている。

*******************************************

泥棒に感謝をしたことはないし今でも捕まって死ねばいいのにと思うけど、無理矢理物質を奪われたことで、自分で捨てられないものたちを捨ててしまったことになるならば、結果よかったのかなって少しだけ考える。
わたしの記憶はすぐなくなるから、だから例えば18きっぷや空港までの電車内、そういうところも本当は、一人の思い出だけじゃないのに見事に一人の記憶しかなくて救われる。

*******************************************

本筋と関係のないお話にばかり惹かれる。みんなさらっとながすそこに、だれかの人生がかかっている。


20130122-01

手を叩いた合図で一斉にそれらは牙をむく、小さな体躯からは想像がつかないほど鋭い犬歯(文字通り、犬歯)を威嚇するように見せつけ喉の奥から低い音を出す。動物(人間含む)に例えば腕を噛まれたら逃げるのではなく寧ろ敢えて腕を押しつけるように喉にめり込ませ、そうすると相手は苦しくて口を放すと聞いたことがあるのに全く効かずそれどころか押しつけられた肉や筋を噛み千切ろうとしてくるからたちが悪い。もうこうなったらと噛まれた右腕はそのままに、左手をそいつの口に横から突っ込み上顎と下顎を(文字通り、上下に)まっぷたつに裂いてしまおうとするのに唾液で滑ってうまく行かない。なりふり構わず足掻いていたらなんとか腕が抜けたから、背中を見せないようにして超絶ダッシュで逃げ出した。引き戸とドアノブに手が掛かるタイプの扉(押す)はあいつら安易に開けられる、幸いなことにその部屋は仏壇のような観音開きだったからピタリと閉めて次の部屋へ急ぐ。
猫かー、と、声が出る。チワワに雑種犬に次は猫かー。わたしが部屋に入ってから誰かがパチンと手を鳴らすまで数十秒、それまで動物は正常でいるから本当ならばその隙に、彼らを“倒して”おくべきなのだけどまだわたしは動物虐待を平気でできるほどの精神状態ではなく、つまりまだ自分の危機を正しく認識できていなくて、そこまで自分でわかっているけどだって猫でしょう、可愛いんだもん。双方にとって最善の「この何十畳もあるだだっ広いお城のような畳の部屋を、数十秒で走り抜ける」をわたしは選択、アキレス腱にだけはなんとなく触れないで欲しい怖いからと祈りつつ思いっきり背中を見せて逃げ出した。そういえば今の部屋には兎もいたなあ、灰色のもこもこのおとなしそうなやつが何体も、あの子ら凶暴化したら仲間割れしないのかしらとか思いつつ、いやあこれ全部あの人が仕組んでいることだものそんな粗相はないのだろうなとか考えるうちに次の部屋。仏壇を大きくしたようなそこにはどんな大型生物が出てくるのかしらと思っていたらなんとゾンビで、ゾンビっていうともう字面からギャグ臭が若干漂い始めてくるのだけど要するに腐った/凶暴な/成人男性が左右からわらわら沸いてきて、いやぁこれは洒落ならん寧ろ触れただけでゲームオーバー案件だしそりゃもう必死で逃げたよね。指一本触れたら死ぬわたし間違いなく死ぬ、多分もう一間抜けたら逃げられる、建物の外に逃げたらもうセーフ、「神様!」って祈りたいとこだけどなんてったってここ仏壇だし、こんなとこでこんな目に遭ってるってことは神様仏様がもし存在してもそれはわたしを助けてなんて絶対くれない。
知能指数が低そうな敵/外に出れば勝ち逃げって条件/散乱する人が中に隠れられそうな家具/割れそうな窓、全部引っかけだ。あと一間、多分仏像のその奥の壁を壊して外に出る、それ以外は全部バッドエンド。

*******************************************

死にたくなる朝目覚ましをかけ直す必要なんてわたしになくて、明日もまた目覚めなきゃいけない口実を作るためにわたしは社会に参加している。誰からも求められなくなったら自由に死ねるのにいざその自由を手に入れてもわたし何にも出来ないから、それならいっそ他の誰かに下らない理由で縛られよう。
「対価:金銭」以外の精神的な部分での必要性は全部嘘だしただの欺瞞で、つまりは今わたし満足だけど、わたしはわたしの全部を商品にするつもりはないし、つまりはそういうことだ。
勉強も仕事もコスプレをしてゲームしているみたいなもので、だからそれ自体が辛かったこと一度もないし、でもそれは多分防衛本能と効率化のための計算で、だからそれが今癖付いちゃって24時間息ができない。
嫌いじゃないし苦痛じゃないし何にもしんどいことはない、ただ息がしづらくて苦しくて、ベタな言い方すると閉じこめた本当の自分みたいなものが、世界中どこにもだれにも存在を認めてもらえないのが、しんどいっていう幼すぎるわがままだ。


わたし可哀想わたしえらいね、そう思わないとやってられないけどそう思えば思うほどまた「可哀想だけどえらい」状態を我慢して続けなきゃならないのだろうなと、思えてよけい死にたくなる。だからってこれを解放したらどうなるかわたし散々知っているから、多分一生共存は出来なくて、こうして押さえ込むしかない。


分裂したい分裂したい、多分わたしならわたしのこと上手にあやせるし甘やかして誉められる、二人で交互にそれ続けたら永久機関で頑張れる。



お兄ちゃん家からは自分で去った。お兄ちゃんの実家は地域的には被災地域ど真ん中で、縁側や干し柿思い出したら泣けてくる。希望的観測って10回唱える、見てないものはなかったことにする、連絡取れない人はどこかで元気に生きてるし、わたしがひどいことしたあの子も元気で生きてるし、わたしのしらないところでみんなきっと幸せになってるし、だけどわたしはまだ償ってないしその人たちには償えないから、ああまたこの話、いい加減飽きたしどうにかして。


誰かへの償いとかそういう問題じゃないってこと、自覚しつつあるからやりきれない。原因がわたしにあるにしてもいなくなったら死にたくなるほど大切だった人たちへの贖罪であって欲しかったのにそれですらなくて、じゃあ原因は徹頭徹尾わたしの中で、なんてやりきれないのだろ。


羨ましいと思わない、人のことも昔の自分のことも。わたしはわたしでしかないしどうあがいてもわたしだから、多分誰かに成り代わっても、絶対これから逃げられない。

*******************************************

何のためかはわからないけど多分確認のためにそれをする。色んな立場がわたしにはあって、適切な振る舞いを全部やる。限界は多分こないと思う、わたし結局たくましくて、絶望で死ねなくて、それがとても、つらい。

2013年1月8日火曜日

20130108-01

「お願いだからわたしのこと忘れないで」って歌い上げる曲聴きながら思う、わたしのことはすぐ忘れてほしいな。忘れてほしくてもそうでなくても、多分きみはわたしのこと忘れない。もしきみが100歳までいきてもその数パーセント、単純に計算してももらった初めての出来事数十パーセント。君は絶対わたしのこと、毎度思い出しはしないだろうけど忘れない。だからきみにはわたしのこと、早く忘れてほしいと思う。わたしはきみのこと、もうわたしのものとして、自然に取り込んでしまったから、忘れる忘れないじゃなくなって、せめてきみがわたしのこと忘れないのだとしたら、このくらい穏やかなものになってほしい。



牛乳がないからオムレツじゃなくて、目玉焼き作ってトーストに乗せた。ぼおっとしていて卵を一個、床に落として割ってしまった。怠ける、が、どこか遠くへ行ってしまって、「ああわたし、若干戻りつつある」と思うけど、いいか悪いかわからない。でもたとえばその気になれば、精神的崖っぷちになんていつでも立てる、多分10秒で立てる。だから別に今は眠たいし寒いし、これでいいのだと思う。


出口が出来たから排出をするような真似、現実世界ではしたくなくって、でも多分それも全部、「いいよ」と言われる気がしてる。わたしそれに納得はできないけど、1mmほっとする。



*******************************************

彼女の新居は立派なマンション、だのにロビーは騒々しくて荒れ果てて、あまり品のよろしくない方で溢れていてわたしは言葉を失う。これから頼りない彼氏と猫とで踏み出す少し不安な生活に、彼女を笑顔で送り出す役目出来そうになくて目を逸らす。靴を適当な靴箱に入れて知らない男の人に怒られる、立ち尽くしてたらソフトボール大の木の玉を男の子たちにぶつけられた。わたしはこのまま逃げ出せるけど彼女はこれからここに住む、だからわたしは泣けないし、「すごくいいところだね?」って言わなきゃいけない。わたしの背中の鈍痛は、彼女のそれに比べたら多分驚くほど軽い。


*******************************************

世の中のありとあらゆるラブソング、それの全てにきみがわたしを、重ねて切なくなればいい。

*******************************************

さむくてねむくておなかが痛い。自分の思考をコントロールできたらいいのになと思う。理屈と正解はわかるのに気持ちの持って行き方がわからない。もっと単純でいいのに。


今日二十歳の時にもらったネックレス初めてつけてみた。勿体なくてつけられなかったやつ、ゴールドだからあんまり似合わないやつ。多少なにかに大事にされている気持ちになるから、これはこれで、いいかなと思う。

2013年1月4日金曜日

20130104-01



好きじゃないけど好きでいて、救えないけどそばにいて。


*******************************************


モーニングセットのホットサンドが、クロワッサンでびっくりした。コーヒーだとなんだか強いから、ホットのカフェオレ飲んでいる。携帯電話は30分で電池が切れていやになる、10月を引きずっていたら緩やかに12月、そして1月。

夢の中でしか泣けなくて、いつでも喉だけ痛かった。無理矢理ダイブしなければ、後退することなくなった。「わたし不幸にならなくちゃ」、そんなにわるい子じゃなくなった。あの子が幸せになってくれたからってすべてが赦されたように感じるの、わたし絶対間違ってるけど、多分あの子はいいよ、って言う。多分猫も、にゃあと鳴く。
(ほんとはぜんぜん赦されてないし、ほんとはぜんぜんいい子じゃない。やさしいひとにあまえてるだけで、わたしほんとはそんな権利なくて、わたしほんとはもっと、ほんとはわたし、って考えると泣きそうになるからひどく醜い。何で泣くんだろ、自分がかわいそうなのかな、ばかみたい、自分がわるいのに。だからきみは救われないんだよ)



わたしやっぱり冬が好きだな、寒いけどぴりっとしていて、おふとんが幸せで、ココアとチョコレートがおいしい。チョコレート、わたし今年に入って食べてない。初チョコレートは北海道で食べようと思う。
自分が温くなったの感じたら、今までずっとイライラして焦ってしまっていたのだけど、いま温くなるべくして温いなって思っているから悲しくならずにねむたくなる。絶望的なまでの差異、絶望する暇もないほど絶望的で、わたしようやく理解した。いろいろ殺してしまった、でもまあいいのかなって思う。多分「よくないよ」ってそのうちなりそうだけど、それはそれでそのときに考える。


届かないから何度でも、ごめんねとおめでとうをきみに言う。


*******************************************


誤解されたくない、で、文章重ねるのやめにする。
ほんとのことは行間か、もしくは直接口で言う。


*******************************************



わたしの一番ほしいもの、多分いつかもらえるから、今は内緒にしておくね。


2013年1月3日木曜日

20130103-01

電車のドアのそばでぼおっと立っていたら、大学時代の同級生に声をかけられた。大学時代は5人組で、そのうちの一人はわたしで、残りの4人がそこにいた。確か一人は結婚して子供もできて、あーでもほかの子はなにしてるんだっけな、超がつくほどまじめな女の子しかいなかった中で、わたしたちすごく浮いていて、でもすごくたのしく過ごしたのに、そのなかでもわたしはやっぱりまじめじゃなくて、だから卒業あたりから、わたしだけふわふわ浮いてずれてしまった。あんなに毎日一緒にいたのになにを話していいかわからなくて、「あー、」って声しか出なかった。
車両の奥には今までの同級生、それも女子だけ、がずらり揃ってて、あーもしかしてこれが、「飲食店入ったら偶然同級生が勢ぞろいしてた」ってシチュエーションかー、まあ話すことないから呼ばれなくっていいんだけど、って思ったりした。ふと気づいたらバスは、隣の市じゃなくわたしの町の駅行きになっていて、運転手さんにどうしても降りたいと伝え、よくわからないところで下ろしてもらった。なめていたのど飴はいつの間にかガムになっていてわたしは自分のコートにそれをペッと吐く。後ろから中学のころもそして今ものんびりした顔と声としゃべり方の女の子がわたしを追いかけてきて、下半身裸になったからびっくりした。紫色のレースのショーツは「ショーツ」って感じのパンツで、え、え、なにしてるのって言う暇も与えず彼女は普通に喋るから、わたしは自分の目線をそこからバリっと剥がしてまた走った。電車はバスになるし、のど飴はガムになるし、わたし全然ついてない。地面を蹴って、力を前進の方向にかけているはずなのに真上にふわりと浮かぶばかりで全然前に進まない。体を限りなく前傾姿勢にして、つま先で蹴って踵で着地して、必死で走るのに進まない。泥の中を蹴りながらびゅうびゅうの向かい風の中を走っているようで、力だけ無駄に消費されていって酷く焦る。わたしいまこれものすごく、早く走らなきゃ間に合わない。間に合わないのに進まない、走り方を忘れてしまったようだ。踵で着地し爪先で蹴る、浮いてる間はなるべく足を伸ばして長く跳躍、踵で捕らえて爪先で蹴る、なんで上にしか行かないの。
バスの中にわずかに乗っていた男の子に、お前あいつと付き合えよと声をかけられたこと思い出す。ねえ元気、また遊ぼうねって、女の子に声をかけられたこと思い出す。いやだなどうしてわたしのいろいろ、思うとおりに進まないんだろう。もう逃げるしかない、バスも電車もなにもかも、信用できないから走るしかない。走るしかないのにどうして進まないのかな、向かい風が悪いのかな。お正月の町ではワゴンセールがそこらかしこで行われていて、わたしはそのワゴンを手すりのようにして、体を引っ張り上げるように前に進む。やだなもう逃げたいな、なんで全然進まないのかな。


*******************************************

おもちたべたいな。もちもちいいながら食べたい。すごく恥ずかしいから内緒にしたいことなんだけど、おもちを「もちもち」って声に出して言いながら食べたらすっごくおいしいの。でもお行儀が悪いしなんだかなって思うから、一人でこっそりやるとよい。
ココアもちというものがあるらしいから、わたし調べて食べてみよ。

今年はおいしいものたくさんたべたい、おいしいものたべたい。たかいものじゃなくて、おいしいもの。



王様の耳はロバの耳、しないとわたし生きていけない。だから穴にされちゃった場所や、そこに住んでる人たちには、ちょっとごめんねって思ってる。

*******************************************

ことしお正月、ずっとしたかったことできたから嬉しい。なんとなく勝手に願をかけて、おみくじ引いたら大吉だった。おみくじでこんなによろこんだことない、おみくじが嬉しかったんじゃなくて、おみくじも嬉しかったんだけど、そういうのじゃなくて、全部上手にいえないから、だまる。

達観した気持ちになったりしたくは決してないんだけど、やっぱりそう思ってしまうことがあって、でも全部喋ってしまったら、酷く居心地が悪いから、だまる。



おうちに帰ってきたら、たべるものお豆腐三連パックのうちの二丁と冷凍カレーと、お弁当のための冷凍おかずしかなくて笑った。ねこのえさはたくさんある、いつものカリカリに、にぼしに、クリスマスプレゼントであげたやわいえさに、歯にいいというソーセージをねじったみたいなやつ。お正月テレビもネットも全然みないでいろいろ考えたり本読んでたら、一番悩んでたことがすっきりした。自分の中の一番いやだった部分、あっさり解決したからすごい。





わたしはただの人間で、狭量だしわがままだし全然だめなひとだけど、それでもわたしが許しているから、だいじょうぶだよとよく思う。 クズみたいな人間にでも、だれか一人に許されてさえいれば、ちょっとは救われるんじゃないかなって思ってる。毒にも薬にもならないタイプの愛情、わたしジャンジャン注ぐから、あーあそんなもんもらっても仕方ないんだけどなって、ちょっとあきれながら笑ってほしい。



頑張ってお風呂はいっておでかけする。もう晩御飯のこと考えてる。今日なにたべようかな。

2013年1月1日火曜日

20130101-01





ああこれが、狭量で我儘だったわたしへの罰だ。



*******************************************

「改札で、
 待ち受ける僕らの、
 敵はきっと 泣いてる
 知ってるんだ、」

ああ、そうだよね
そうだよね、
そうだな。



*******************************************

死んでもお詫びしきれないことを、もしもしたなら死ねばいい。悔やんで生きる君のそばに「もう苦しまなくていいんだよ」って囁いてくれる優しい女神が現れてわたしに悔いながらも前向きに新しい人生を歩み出す、そんなの絶対許さない。取りあえず死ぬほど申し訳ないなら今すぐ死ねよ、そしたらわたしゲラゲラ笑って「死んで許されると思ったのバカじゃない」って吐き捨てる。犬死にで無駄死にな誰にも悲しまれず喜びさえもされない君の死、なんて哀れなことだろう。でもそれだって一瞬で、わたしあなたが死んだこと、1分後には忘れると思う。

*******************************************


【贖罪】善行を積んだり金品を出したりするなどの実際の行動によって、自分の犯した罪や過失を償うこと。罪滅ぼし。
【贖う】罪のつぐないをする。

金銭にすら変えられない何かで、わたしは贖罪する。埋め合わせは確かにできても罪が消えるわけではないからわたしの歪はそのまま残るししあわせになっても許されるわけではない。不幸でいなくてもよくはなるけどしあわせになんてなれないし、きっと一生許されない。わたしあのとき生まれて初めて「たすけて」って 口に出したけど、あれはやっぱり出すべきじゃなかった。わたしには助けなんかこないし、来てはいけないし、くるべきじゃないし、なぜなら他ならぬ私自身が、助けを殺してしまったからだ。



過去の自分への贖罪を、違う誰かであがなうということ。



「がんばったから見返りをください」は、お給料かテストの点にしか求めてはいけないし求められなくて、友達にも恋人にも家族にも、そういうことは言ってはいけない。いけないんだけどどうしても、一人で頑張って辛くなるからわたし神様にお願いした。かみさまわたし優しくなるし、がんばるし我慢するしいい子になるよ、だからかみさま頑張っただけ、わたししあわせになりたいです。



ポパイのほうれんそうみたいになりたいって、わたしずっと思ってる。


*******************************************




あけましておめでとう、
世界中の女の子がしあわせになりますように。


https://www.youtube.com/watch?v=sYXzLrE5YF0

じぶんメモ:12がつ本まとめ

びっくりするほど記録できてない。
ちゃんと携帯とかに、なに読んだか都度メモろう。