2013年1月23日水曜日

20130123-01


ヘリコプターから見下ろすと30haの畑なんてとても小さい。上から見て右から順に大きい動物、一番左は兎。ライオンや虎よりも左側にトリケラトプスとプテラノドンがいるのが解せないけどそうなっているのだからそれでいいのだ。各畑は防風林で区切られていて、それは普通の防風林(2~3列)だから、そこ突破して肉食獣が左側へ突っ込み乱獲状態に陥らないのか心配するけどどうやら平気、そして一番左の兎の隣、そこに私たち人間の教室がある。
等間隔に並んだ机は一日の終わりに後ろに下げられ担当の生徒による清掃が始まる。最近赴任した若い音楽の女教師に思い切って話しかけてみる、「どうして動物たちは防風林を越えてこないのですか?」先生は慌てて上層部に質問、返ってきた答えは「兎は一人で森を超えられないのよ」だった。
曰く、私たちの教室と同じように兎も(机はないが)一体一体行動をしているから、防風林を一人で超えることが、性質として出来ないらしい。そもそも隣が透けて見えるような2列の防風林のどこが森だ、兎はそれでよしとしても凶暴な肉食獣たちはどうなるのか、疑問は更にわくばかりだけど先生があんまりにも嬉しそうな顔をしているので言い出せない。


そしてわたしはまた、犬に腕を噛まれる。

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