2014年9月21日日曜日

20140921-01

死んだら全て終わってしまうから死にたくないあの子と死んだら全て終わらせることができるから死んでしまいたい僕の気が合わないわけはなかった、知らない間にカレンダーがめくられ季節が過ぎて行ってしまうことにもう耐えられるはずがなかった。
回転する地球の上で足を踏ん張って一歩も動かないなんてできるわけ初めからなかった、僕たちは無為に七年を費やして正しいと提示されていたルールが正しいということの確認をした。


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たった一度の物理的接触で人生が変わることはままある、時速120キロの自動車やよく砥がれた果物ナイフ、そして君の鋭利な性器。それでもわたしの表皮が破られることはなかった、そのようにつくられた通り、わたしが他者と交わることはついぞなかった。
「だから言ったでしょう」という声を何度も聞いた、そしてこの時も例外ではなく、わたしは耳元でそれが囁かれるのを聞く。


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「逃げよう」とあの子が言うけど逃げられるはずがないことは自明だった、僕らにできるのは逃げることではなく何かを終わらせることだけだった。
選択肢を間違えたのは彼女だけれど間違いを見逃したのは僕だった、その瞬間僕らは等しく、お互いの存在について責任を負った。

2014年9月14日日曜日

20140914-02

奇跡が起こるのは一瞬、奇跡が起こる前と起こった後では世界は変わってしまうのに一瞬故それはあっという間に日常になり、一瞬故当事者はそれを認識できない。わたしがあのひとに会ったこと、さようならの瞬間、どちらももう遠くて、わたしがその細部を思い出せないのは、それが奇跡であるからだ。

20140914-01

好きな人の好きな女の子の顔を見た、写真よりもかわいくなかった。好きな人の好きな女の子よりもわたしのほうがかわいいとわたしのことを好きな男の子は言うけれど美醜は関係ないと思った、例え好きな人が好きな人の好きな女の子よりわたしをかわいいと言ってくれても何の意味もないことが遅ればせながらようやくわかった。あの人に好かれないなら何も意味がなかった、わたしにはもう意味なんて、なんにも、なかった。

2014年9月1日月曜日

じぶんメモ:8がつ本まとめ

漫画ばっか読んでた。自分でもびっくりしたんだけど、ほんとに精神的にしんどいと小説がばかすか読めるなって思った。考えなきゃいけない問題で悩んでる時じゃなくてあっこれこのまま考えても悪い方向にしか行かなくてヤバいから一旦精神を休ませよう逃げよう逃げよう!みたいなとき。
あとほんと、年々犯罪描写に弱くなっていくんだけど、女の子が暴行されるのは例え一行でももうムリになってきてしまっている。なんなんだろう。ハリウッドのスプラッタ的なのならまだよいのにな。