2015年11月8日日曜日

20151108-02

1/12に減ったチアシードドリンクの瓶の中で育つ白いふわふわを見ていた。このまま放置し続けたらこれはどのくらい大きくなるのだろう。なんにもないところから黴が生えるしくみは勉強して知っているけど何度見てもため息が出る、ほぉっと感心してしまう。
ねえわたしのこと好き? どのくらい好き? どういう風に好き? と聞くとラーメンみたいな感じで好き、と彼は答える。それが照れ隠しだと知っていても、わたしが言われたい言葉を言われていないことには変わりがない。


雨が上がった夜はいつも気持ちがいい、会社帰りのサラリーマンは決まってみんな傘を持っていて、今日一日眠って今はじめて外出したわたしは手ぶら、手ぶらというものは気持ちがいいなぁと思う。
みんな本当に大事なことはインターネットに書かない。見えなくて知らないことはなかったことと一緒だから、わたし本当はもうなんにも知りたくない。父親が、若いころ、自分の目に映る場所以外今ないんじゃないかと思ってたと話したことがあった、多分世界5分前説というよりトゥルーマン・ショーで、わたしも世界5分前説よりはそっちのほうがしっくりくる。見えなくて聞こえなくて知らないことは見えないし聞こえないし知ることができない、だから都合のいいうそばっかり見てたい、もしくは本ばっか読んでたい。

こないだ失恋した相手の残した音楽や本は全部ポップかつカジュアルで全然センチメンタルになれない、こぶし突き上げてウォーウォー言ったり美少女だらけの学校に放り込まれるばかりで全然センチメンタルになれない。だから次はわたしもっとこう、エモい感じの音楽や、エモい感じの本を読む人に失恋する。








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