2012年7月22日日曜日

2012年7月21日土曜日

じぶんメモ:6がつ本まとめ

6月ぜんぜんまとめてなかった。
今月はまだ8冊しか読んでいなくて(多分ゲームのせい)、今月が終わる前に
6月まとめとく。

2012年7月18日水曜日

20120718-00

”わたしはわたしの文にいつも打ちのめされる” の一文に、ああそうだよな、と思った。僕にとって、文章を綴る行為は「吐く」ことであり、出来上がった文章はただの吐瀉物だ。食ったものを未消化のまま/半分消化した状態で/体液に塗れて原型をとどめない状態で/元の形状がふんわりとわかる状態で、吐く。吐き気が襲ってきて自然と吐く場合もあれば気持ち悪いから指を突っ込んで無理やり吐く場合もある、吐き気はないけど吐きたい気分だから吐く場合もある。いづれにしても口や胃や喉がダウナーな状態にならない/しないと吐けなくて、気持ち悪い状態の自分が自分は結構好きで、だから毎日元気健康快調、って状態は幸せなのだろうけど、吐いてる自分が恋しくて、わざと指を突っ込んだり、よく、している。




*****************************************



遠くからの寵愛の対象にはなっても近くには置けないものがあるし、残念ながらほとんどのものが、そうだ。世の中には美しいものがあふれている、いじましい、愛おしい、可愛らしい。憎らしいし腹も立つ、でもそれだって眺めていればひどく滑稽で愛らしい。愛でると所有すると傍に置くは全部違う、


*****************************************


誰かを模倣したら消える程度の個性だ


*****************************************


ビギナーズラックに魅せられた彼はキスをしては相場チェック、パンツを脱がしては相場チェック、コンドームつけては相場チェック、フィニッシュ後にも相場チェック。生暖かい目で見守っていたら、ひとつきもしないうちに数百万溶かしてた。


*****************************************


普遍的な世界への愛は個人を救うか。


婚姻関係は友情は双方の努力があってはじめて成り立つ、


*****************************************

「君が今薄い愛情を向けている彼、あの子この夏死ぬよ」
今なら看取れる、今なら気持ちをぶつけられる、ただ今まで』彼が終わりかわからないままのうのうと

*****************************************




君の呪詛ひらがなにしてビックリマークつけたらすごくかわいいよ


 

*****************************************

きちがいにならないと声を上げられる場所がない、だからあの子はきちがいになった。




世界には君を満足させようと企むやつがたくさんいる。君に居心地のいい、 気持ちのいい、幾許かの満足を与えてそこに留まらせようとするやつがたくさんいる。君の望みは何だ、クラスの人気者か、ミス○○か、知る人ぞ知る存在か。君がそこで満足したとたん世界は伸びるのをやめる、あとはただただ横に広がる。どちらがいいかは個人のお好みで、でも君は最初に、なんて願った?

 本当の敵は微笑んで、優しく君を抱きしめる。



*****************************************


白い頬を切り裂く尖った冬の空気みたいに張り詰めた気持ちで毎日過ごすのは、しんどい。
知らない人と一緒にいるよりは一人のほうがよっぽどいいけど、温度がないのが、つらい。


*****************************************

低い位置に生えている果物



*****************************************



携帯のメモはごみばこのようだな。
くだらないきれはしを羅列するのはこんなにも醜悪なのだな、ということがわかったので、今日の成果とします。だれかおビールを持ってきてください。














2012年7月14日土曜日

20120714-01

わたしのすきなひとはことごとく、わたしと一緒にいないほうが、しあわせになれるであろうひとばかりだ。

「好きなひとのことを考えて、もし好きなひとがいないなら、アイドルでもなんでもいいから、だれかを」って言われて頭に浮かんだ人はみんな大好きな人だけど、わたしはその人たちと「一緒にしあわせになりたい」とは、どうしても思えなくて。「幸せでいてほしい」とは心から思うけど、「一緒にしあわせになりたい」と思う人はいない。好きなひとのことを本当に好きで大切ならば、自分を殺して一番その人が幸せになれる方法を考えるならば、どうしてもその結論に達する。卑下でもなんでもなく、それは絶対真理で、僕の薄い人生経験から導き出された頼りない、でも僕にとっては絶対の真理。真理だから悲しいとか残念とかなくて、悲しいとか残念とか言われてもピンとこない。

地球はまるいし氷はつめたい、そしてわたしのすきなひとのしあわせは、わたしといっしょにいないこと。



*****************************************


瓦屋根、縁側、干してある柿。そういう「ザ・日本」的なおうちは教科書の中でしか見たことなかった、初めて目にして感動した。田舎特有の広い道はわたしの地元と同じに見えたけど、田んぼや瓦屋根でああここは本州なのだなと思った。わたしはそのころとても危なっかしい存在だったので、24時間、文字通り24時間、人に監視してもらわないと生きていられなかった。「大丈夫?」ってきかれることは多々あったけど、殴られたことなんてなかったから、自死というものを成し遂げる前に存在を殺される恐怖を覚えて意識が逸れた。狭い6畳一間に3人暮らしであったので、お布団を2組敷いたらもうそれだけでいっぱいで、ご飯はお布団の上で食べた。朝晩入る厳しいチェックのせいで、あぶなっかしい行動ができなくなった。親には「お前はいなかったものと思う」と言われていたし兄弟とも連絡を取っていなかった、だからあのとき僕の家族は間違いなく、あすこで暮らしていた2人きりだった。あの頃の記憶はあぶなっかしかった故に残念ながらあんまりない、結局3人で6畳が狭くなって引越しをして、けんかをして限界がきて、半日で家を決めてCDプレイヤーとCD一枚だけ持って引っ越した記憶が一番最後。お布団も持っていなかったから、固い床で一人で寝た、痛かった。一度、実家につれてってもらった。瓦屋根のおうち、柿が干してあって縁側があった。別れ方が別れ方だったしその頃の記憶もあいまい、そうしてわたしは携帯電話を定期的にトイレに流す。だからもう2人の連絡先がわからなくて、そうしたら地震が来て、ああでも連絡ができなくて、いやでも死んでいるわけはなくて、でももし2人が無事だからってあのおうちは、おばあちゃんは、心配だけど、確かめるすべがない。



*****************************************


この数年間ぼく思い出を作っていないんです。
だから今までの思い出を反芻して暮らしているんだけど、これを咀嚼しきって消化してしまった瞬間多分死ぬ。 残念ですね。
風化というものは確かにあって、忘れたくなくても忘れてしまう。帰り道かかってきた電話や壁を殴った痛み、ギーギー言う自転車をこいだこと、些細なことは覚えているけどだんだんと白みがかかって消えてしまう。残念ですよ、残念です。

生きながらにして死ぬというのはこういうことだと思う、でもそれ以外にすべを知らない。ビニール袋のなかで必死で残った酸素を吸って吐いて、そんな感じがする。 そしてそのビニール袋をはずそうとかやぶこうとか、思えないのが一番の問題だなってのもわかってる。いっそのこととは思うけどまだ袋には酸素が残っていて、だから惰性で呼吸をする。むなしいとか悲しいとかもし思われたとしても、それがぼくの真理だから、しょうがないんだよ。残念です。




2012年7月12日木曜日

20120711-00

学校、教卓の前に男の子と先生
男の子は裾の長い、民族衣装のような学ランを着ていて色が黒くまだあどけない顔
先生は黒いシスター服のようなものを着ている

男の子は自分の喉に小さなナイフを突きつけている
先生がクラスの皆に向かい命の大切さについて一言二言ありがたい説教を垂れてから男の子のナイフを持つ手をそっと握る
ああ止めてくれるんだとほっとした瞬間、先生は男の子の手に手を添えそのナイフで男の子の喉をギコギコなぞる
スパッと切れたわけではないので『あれはナイフなのか?それともバターナイフのようなものなのか?』と混乱している間にも男の子の喉にナイフでなぞられた赤い線がついてゆき、そしてプツっと音がするようにその線上に2、3の赤い玉が浮かぶ
それでも容赦なく先生はナイフを引き続ける
男の子ののどは鮮やかな赤、そして所々に浮かぶ鈍い色の赤い玉
先生はその間もありがたいお説教をやめない 命の大切さについて そしてどうやら先生は、その男の子に子供を殺されているという子とがわかる
ナイフは既に先生の手に握られている 男の子は両手を後ろで組み、涙目で先生を見上げ、しかし声を発しない 発さない

次に先生は男の子の口の左側を裂く
血はあまり出なかった、ナイフは切れ味がやはりあまりいいわけではないようで、肉が半分ちぎられながら切られる様子がズームで浮かぶ
先生もう止めて下さいと見ている生徒が叫び、吐き、また叫ぶ、が、先生は無表情でお説教をしながらそれを続ける
「これはきっと特撮のようなものだ、だって男の子は後ろ手のまま抵抗もせず声も上げない」と自分自身思いこもうとするが裂けた男の子の左頬から小粒でそろった真っ白な歯が見え絶望な気分になる
吐き気がすごいのに吐けないし目もそらせない、ただただ先生の命の大切さについてのお説教だけが聞こえる