2013年1月28日月曜日

20120128-01


駅までの道をバターになりながら歩く。路肩の雪はもうあらかた溶けてしまって注ぐ日差しはまるで春のよう、雀が植え込みから時折飛び出してくるのにびっくりする、わたしのパンプスがそのたび右側に傾く。近隣諸国、って口に出す、きんりんしょこくー。意味はないので一度で満足する、どこでもドアがあればいいのにな、と思う。

「忘れないで」にどうしても共感できなくて、「忘れない」にもどうしても共感できない。今日の予定を頭の中で組み立てる、放置できかつ放置したほうがよいものは先に、そうでないものは後に。何をするにも時間は足りないし腐るほどあって途方に暮れる。

わたしが自分で言った言葉に痛いほど共感する、適当なことを言うと特定の誰かが傷付く。嘘や妄想や感想しかという欺瞞はわたしが一番わかってる、それでも全部フィクションだ。

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ねえなんのためにさくらちゃんはしんだの、しんださくらちゃんがほんとうにしんだのにわたしはなんにもできていない、しんださくらちゃんに使われるはずだった酸素や労力ただただ腐らせて終わっている。頑張ろうとは思うけどどっちに頑張ったらいいかわからなくて、覚悟が決まらずぐじぐじしている。「こっちの方向に全速力で頑張ったらきみ正解だよ」って誰かにいわれたらわたしきっと、血反吐吐きながら全力尽くすって思うけど、でも多分その「だれか」が神様であっても、「えーそうかなあ」って言ってやっぱり納得できないのだと思う。


走り出したい方向には壁しかなくて、行くべき道には行きたくない。
穴を開けるか不本意でも道を走るか二つに一つ、さてどっちにがんばろう?

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