2015年8月15日土曜日

20150815-01

飛ばないし動くスピードも某虫と比べると断然のろい、だからまだマシだなんて考えようとしても部屋の中でうごめく3匹をマジマジ見つめてしまうとそんなのもう無理だった。

クルリと丸まりきらないグソクムシはダンゴムシよりも断然クワガタに似ている。硬い殻、親指と人差し指で胴体をつかんだ時に感じる足の動き、わたしがまだ小学生だったならグソクムシをひょいと掴んで部屋の外に投げることも容易かったのだろうか。でもわたしはもう、クワガタだってカブトムシだってできれば触りたくないと思ってしまうような大人で、だから自由に動き回るグソクムシがわたしの部屋を蹂躙しているのを、悲鳴を押し殺しながら見つめることしかできない。




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