2015年8月23日日曜日

20150823-01

学校へ行きたくないし休んでいい?と母に聞いたけど自分でも今日休んでしまったら何かが崩れてしまうような気がしてもし母が許してくれたとしても休んでしまうのが怖かった。しかし今から急いでも遅刻に変わりなく、遅刻するくらいなら休んでしまった方がいいのではとも思うし、出席日数だって十分足りている、今日より明日の方が時間割的にも気が楽で、やっぱり休んでしまえば良いのではとも思う。登校するか休みの連絡をするか、どちらにせよ学校にコンタクトをとらねばならないのには変わりなく、憂鬱なそれをするまえにわたしは母に抱擁を求める。母がわたしを優しく抱きしめながら「あんまりこういうことをしてはいけないよ」と言うからわたしは驚いて母の顔を見る、正確には見ようとした。お互いの首根っこにぎゅうとしがみつき肩に顎を乗せた状態では相手の顔を捉えることはできず、だからわたしは抱擁の中でそのまま母の言葉の続きを待つ。

「だれかに抱きしめてもらわないと嫌なことができなくなったら、これから先、例えばわたしや、抱きしめてくれるだれか、そういう人がいなくなって一人で生きていかなきゃいけなくなった時に死んでしまうよ」。

いつかはそんな状態になることがあると思う、それでも潔く死ねずに苦しんだりするのだと思う、だけどやっぱりわたしは今、母に抱きしめていて欲しいのだ。

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