2015年3月9日月曜日

20150309-01

それらひとつひとつは取るに足らない作業、家計簿をつけたりお皿を洗ったり読書を記録したり出したペンを筆箱にしまったり、そういう小さななんやかやがたまりにたまってわたしは死ぬんだと考える午前3時は煌々と照るからわたしはぜんぜん眠れない。どこにも行ける気がしないから足踏みするのをやめた、時間を崩すゲームばかりしている。



追悼する人があの子からあの子になりそしてあの子になる、人格が変わるのに据えられるポジションは同じ、絶対誰にも替えがきかない存在なのに「絶対誰にも替えがきかない存在」として彼らは肩を並べる。手を伸ばせば届くけど届くためには手を伸ばす必要がある、その事実が若干不愉快だからわたしはコートから手を出さない。



3月は鬼門、4月は地獄。カジュアルかつポップに飛び降り、花びらが張り付いた真っ黒なアスファルト、さようならからまたひとつ遠くなる距離。

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