2015年3月27日金曜日

20150327-01

タイミングの悪さをわたし運命って思ってる、つまり君との間には結ばれない運命しかない。理由がない「今日しかダメな気がする」という直感、直感というよりは確信に近いそれ、気分次第で一瞬で覆るものだと知っているけど遵守されないからますます確固たるものになる。

山手線の29駅、どの駅で降りてもわたしの好きな人には今日絶対に会えない。世の中にないはずの『絶対』を生産して否定し続ける、絶対起こらない奇跡を100個考えることができたら今日のわたしは家に帰れる。


今日と明日しかないみたいな錯覚は錯覚でしかないのに重量がすごくてだからわたしはそれを真実だと思う、わたしに残された時間は今晩しかない。例えば明日誰かに助けられたとしても助けられたのは明日のわたし、今日のわたしは永遠に誰にも救われないままだ。
明日のわたしは救われないまま死んでいった今日のわたしの屍の上に立つ。細かく砕かれた真っ白な骨はざらざらとしていて踏ん張りが利く、明日のわたしは誰にも救われなくても助かるような存在であってほしい。かなわない奇跡なら最初から思い描きたくもない、だからわたしは今日も絶対起こらない奇跡を100個考えるまでどこにも帰れない。

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