2015年2月2日月曜日

20150202-01

真っ暗な部屋でストーブに当たりながら猫を抱えてしずかなアニメを見ているとしずかな気持ちになってしまう、頭に穴が開いているわけではないのに過ぎた瞬間から記憶が流れ出てわたしのなかにはなにも残らない。
本当のことは自分の中にだけ留めておくことにしたのに、いつも最後に話した言葉を忘れてしまう。さようならか、ありがとうか、またねだったらいいなと思う。

わたしは君に最後なんて言ったのかな、二度と会えないから覚えておくとか言わないで。

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湯たんぽ代わりに小さなホットのペットボトルを買うから鞄がどんどん重くなる、ジャスミン茶と緑茶とレモンティを消費して残るはホットレモンとバンホーテンのココア、さっき買ったばかりのココアはまだ湯たんぽで使うとして冷えたホットレモンは片づけてしまわねばならない。
おなかがずっといたいけどイブを流し込むのにホットレモンもココアもふさわしくないから我慢している。正確に言うとココアはイブを流し込むのに最適、最適ではあるのだけれど気分ではないからしたくない。

地面からずどんと突かれるみたいなおなかの痛みはすごく痛いけど嫌じゃない、繋ぎ止められている感じがする。薬を飲むとだって腎臓が大変そう、だからわたしはあんまりお薬を飲みたくない。……ってのを理由にわたしは今おなかが痛い波みたいなものにとりあえずさらわれている。何もしないでただ耐えている感じがして、これはこれで結構好き。

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わたしたちは包囲されてい ま せん。




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