2012年6月4日月曜日

20120604-2

好きでもないものを好きなふりをしてそれを好きな人たちをこばかにし仲間内で笑いあい、その仲間内でさえも誰かが後ろを向いた瞬間に指を刺して笑い、とりあえず異性がいたら目合ってみるもやっぱり陰では聞くに堪えない辛辣な言葉を吐き、そういう人たちには、どんどん潰しあってほしいですね。



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「わたしのこと好きならここから飛び降りてよ」ってビルの屋上で彼女が言うから飛び降りた。幸い死ななかったけど、手足が一生、うごかなくなった。野次馬が救急車を呼びそれが到着する前、彼女がそのきれいな顔を僕の潰れたそれに近付けて、「そっか、君わたしのことほんとに好きなんだね。でもわたし、君のことすきじゃないんだ」って笑った。だからぼくも一緒になって笑った。そうしたら口の端から真っ赤な泡がぶくぶく出てきて、それを見て彼女が笑ったから、ぼくもちょっとうれしくなった。


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憎しみを、殺意を、銃口を向けられたらどう対処するか。向けられた瞬間に相手を敵とみなすか、どうか。「僕と君は違う」と、壁を作られたときどうするか。隔たれた瞬間に相手を敵とみなすか、どうか。 それを同時に行われた瞬間、相手を敵とみなすかどうか。

「異性としての好意をあなたに向けています」はそれよりももっと重い宣戦布告だ。「あなたとわたしは性別が違いますゆえに分かり合えません」、彼女は僕にそう宣言したのだ。単なる「異性」に成り下がった瞬間絶望する、僕はさ、君にとってただの男だった?青柳とか武藤とか、君が嫌うクラスのガキっぽいうるさい男共、あいつらとおんなじくくりだったの?僕は君のこと、女子としてなんて見てなかったよ。プリント運びを手伝ったのも、重い荷物を持ったのも車道をあるいたのも、君が「女子」だったからじゃなくて、「君」が「君」だったからだよ。それを君はさ、異性として僕がすきだという。はっはっはとても残念だ残念だよ、それはさ僕にとって、軽蔑すべき卑しい宣戦布告でしかない。



敵になった瞬間彼女が嬲るべき存在に変わった。あんなに大切だったのに、大切だったからこそ、再生不可能なくらいぼろぼろに壊したい衝動が沸き起こった。相手が君じゃなかったら、僕だって死ぬ程度に傷つけるくらいで満足できたはずだ、でもよりによって君だったから。僕の大好きな君だったから。




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考えることは沢山ある、たとえばニュースを見て、CMを見て、まちで流れてくる音楽を聴いて、小説の一節に触れて。でも次の瞬間それが跡形もなく消える。多分これはねむたいせいじゃなく、ぼくのあたまがばかになったせいだ。わすれることが全ての最善策で、わすれてしまえばしあわせだ、そういう正しい答えにたどり着いた弊害。こまったな、おぼえていたいこともあるんだけど。おぼえていたいことかあ、なんだろうな。よく考えたらあんまりないのかな、いやあるんだけど、覚えていたいことは、忘れたふりしてちゃんと覚えてる。覚えてるよ。ぼくだけこんなに覚えていることを、誰かに悟られたら恥ずかしいから、一生忘れたふりをする。それは「忘れた」と同義なのかな、どうだろ、ねむたい。





 さいきんは「好き」がダダ漏れなきがするから自重しないといけない。伝えたいわけじゃないのに伝わってしまうのがしんどい。伝わったら気持ち悪がられるじゃないですか好きとか。王様の耳はロバの耳状態で叫んでいたいけどいまどきそれムリなんですよここ都会だし、音が漏れるんです。今眠たいからあんまり、なにかいてるかわかんない。ねるまえにファンタグレープのんだらふとるのかな?あんなにごくごくのめるのに。ふしぎ。
ものすごくねむたいけどじはんきみてこようかな。こういうことばっかりするから、すぐにおかねがなくなるんだよ。


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