2013年3月22日金曜日

20130322-01


「言っちゃいけないこと」が山ほどあって、つまりぼくらは毎日地雷原を歩いているようなものだ。

 

自意識過剰なわけでも他人のせいでもなく自分で自分が醜いから外に出たくない。化粧はおろかマスクとメガネを装着しても隠せない醜さでデロデロに溶けて死にそうになるのに実際は溶けないし死ねないし救われない。


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知らない誰かの顔を潰さぬようわたしはそっと手を伸ばす。 考えても詮無いことばかり考える。わたしのすきなひとは、インターネット/モニター/美化された過去の中にしかいなくて、つまりわたしとわたしのすきなひとは、同じ世界には存在しない。



インターネットの女の子、インターネットの女の子。
インターネットの女の子が一番可愛いのはモニターの中で、それが現実世界に出てくるのは、テレビから悪霊がズルズル這い出るのとほぼ同義だけれど、モニターの向こうにはインターネットの女の子がわたしと地続きの世界でご飯を食べ眠り性交して呼吸をし生きていたりする、それはとても、奇跡のようなものだとおもう。


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もし通り魔に刺されても被害が最小限で済むよう小銭だけをポッケに突っ込み家を出た、「被害が最小限てなんだよ、命が一番だろ」と頭の中で呟いてみたけど それでもやっぱり強盗にカードや万札奪われるのは悔しいのでやっぱりそのまま家を出た。ポッケに入れた小銭はほおっておくとかちゃかちゃ鳴るからポッケに手を突っ込み小銭を抑えてするする歩く、耳に捻じ込んだイヤホンからは音楽は流れない。


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