2013年5月6日月曜日

20130506-01




 笑え、雑魚が。




 精神状態は体調に引き摺られ体調は気圧に引き摺られる、気圧は月まで関係するしつまり全ては宇宙のせいだ。
 吐いても今胃液しか出ないであろうことは自分がよく知っていて、胃液を吐くと食道が荒れる、せめて水分で緩和しようとミネラルウォーターを摂取する。スポーツドリンクを飲んでいた時期もあったのだけれどあの味は吐くときに強すぎていけない、それ以来わたしはもっぱら水だ。良いから笑え、笑えよ屑と、便器に向かって呟くも口角は一ミリも上がらない、これだから躾のなっていない愚者は困る。
 自分の肉体の隅々までコントロールせよなぞアスリートなことは要求していない、お前がすべきは笑うことだ、早く笑え、笑えよ雑魚が。





 タイミングこそ運命だと思う最近のわたしにとって「今!」という瞬間は多くない、多くはないしわたしの感じる「今!」を外しても世界は続く、わかっているけど外した瞬間確実に何かが死んでいる。手を離す瞬間の「ああ、所詮は他人」を味わいたくなくて目を瞑るけどそんなのが長続きするわけはなく、結果離別時の痛みが増すのみの、愚かな延命措置だということわかっているのに縋ってしまう。
 怒らない人がこの世で一番恐ろしいという仮定にわたしは完全同意でそういう人になりたかった。わたしの憧れのあの子はきっとそういう人で、わたしはつまり、そうなりたい。世界一やさしくて、世界一冷たいひと。



 久しぶりに名前を綴った。口に出さなかったのは、音にしたら零れてしまうから。
 わたしはもっと咀嚼して消化しないといけない、食事後すぐの吐瀉物は到底見られたものじゃない。
 世界は不幸に満ちていて、それと無関係に幸せは続く。
 どこかの誰かが四肢を飛ばされ泣きわめいていたとしても、
 わたしの口の中のチョコレートは甘くゆるやかにとろけるのをやめない。

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