2012年1月29日日曜日

20120129

とらドラみたいにきゅんきゅんするおはなし読みたい。ミステリばっかり読んでいると人を疑いだすからだめだ。ホームの後ろに並んだ人は僕のことを隙あらば押そうとするし、「お茶でもいかがですか?」って声かけてくれる人は氷の中に青酸カリを入れた紅茶を出す、おまけに同じアパートの住人は天井にあいた小さな穴から毒薬を垂らして僕を殺そうとする。刑務所に入れば入ったで受刑者を装っての密室殺人が行われるし、隣のクラスの女の子は呪われてるし、怖い、ああ怖い。


さりとて人にそんなに恨まれるようなこともしていない昨今の僕は、誰かに目的を持って殺されるということもないのだろうなぁとも思う。なぜならば人付き合いをしていないからだ。人付き合いをしていないから、人に好かれることもうらまれることもなくて、でもそうしたら多分あれだな、通り魔だな、いやだなぁ通り魔怖いなぁ、いやでも白昼堂々とそんなんされたら死体が放置されることもないし、一人暮らしの部屋で誰にも発見されずぐじぐじと腐っていくよりもいいかなぁってあったかいお風呂でぼんやり考える。




昔の日記を見ると僕にはつねに好きな子がいたらしい、誰かと付き合っていても付き合っていなくても、とにかく誰かに恋焦がれていたらしい。ぼくのなかで、もうそういうのを使い果たしてしまったからいまはとにかく、とらドラみたいなキュンキュンするお話が読みたい。本屋さんで自然と目がいくのは乱歩賞とかホラーサスペンス大賞とか叙述トリックとか密室とか、そういうものばっかりだから、だれかこれぞ!というラノベ(的な何か)があったら教えてください。僕のオススメは肉蒲団です。

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