2014年12月27日土曜日

20141227-01

しあわせなきおくで生きていけないからわたし毎日ごはんをたべる、あの子はもう夢にも出てこなくなってしまった。
なんにもならないことばかりしている、できたかさぶたをはがすようなまね。なんにもならないその行動はしかし、わたしに薄く跡として残るって知ってる。

しあわせを祈るのももう日常になって、そしてわたしの祈りと関係なくあの子はしあわせになる。かさぶたをはがし続けることはできるのに、無意味な祈りをささげ続けることができない。
いいわけをするのがうまいんじゃなくてそういうものだと認めているだけなんだけど、それはもしかしたら究極のいいわけなのかもしれないと思った。意志の力を放棄した。わたしそうなれるけど、なりたいけど、「すごくがんばる」って気がないんだ。

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51ページ読み返して泣いた、知らない人の熱に泣いた。副題読み返して泣いた、費やされた時間を思って泣いた。いろんなところでいろんなひとが、白鳥の水面下みたいに理解されないしされなくてよい苦労をしていて、そういうものを思って泣くのは多分、ほんとうは不適切なことなのだろうと思う。でもどうしたって思ってしまうし心を打つ、そしてわたしができるのは、ひっそりと水上の姿を鑑賞することだけだ。

誰かへの気持ちをその誰かに伝えることが、いちばんよいとはかぎらない。伝えられない・伝えられなくていい・伝わらなくていい・どうしたって伝わらない気持ちもあって、多分これはそういう種類のもの。ねえわたしだいすきだよほんとうに、ほんとうにだいすきなの。


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これだ、という音楽を聞けないからわたしはなんにもできない、自分のためにも誰のためにもなんにもできない。どこかにほころびがあるのかもしれない、でも繕う暇も気もないのなら、吐瀉物をなるべく然るべき場所で排泄して、なんとかやっていくしかないんだよ。




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