2013年4月9日火曜日

20130407-01

たんぽぽの花に巣を張る蜘蛛の糸は特別、ただそれだけが赤い糸を編むことができる。蜘蛛は任意の場所に巣を張るので偶然たんぽぽの花にたどり着く可能性は 低く、ましてや蜘蛛は早朝にしか巣を張らないし蜘蛛の糸を回収するのは朝露が滴る張られたばかりのそれでなければならないのでわたしたちの捜索は困難を極めた。

******************************************

わたしはひどく「正しさ」に捉えられているのだなとふと気付く。正しく・正確に・偏りなく・俯瞰で、立ち位置や重さや密度を測る。それはただひたすらに現状把握という名のいじましい行動でそんなに足を踏ん張って何に耐えてるの、と思うけど、確かに日々は激震激動両足の裏に力を入れて上下左右全てからの衝撃に耐えねばならぬから無理もない。

******************************************

無意識の刃ほど恐ろしいものはないなと思う一番の理由はその無垢さではなく傷付けられる自分自身に原因があると思ってしまうところだ。聖水に火傷を負う悪魔みたいにそれが痛いのは自分が汚いせいであるからあの子は微塵も悪くない、そう思わされるのは、酷く、つらい。




******************************************


冷静に考えて、わたしと知り合いであること/友達であること/何らかの関係性があること、が、マイナスにしかならないなと思うことがあり、それは決して卑下でも被害妄想でもなくて本当に冷静にそう判断して、つまりその場合わたしは「黙る」という選択肢を選ぶのが一番正しいのにそれでもなにかをしたくなるときがあって、それが今。

0 件のコメント:

コメントを投稿