2014年4月3日木曜日

20140403-01

酸素を吸って二酸化炭素を吐くという行為、息苦しさを意識した途端にやり方が分からなくなって今すぐ失神したくなる、失神すれば無意識でスムーズに呼吸ができるはずだ。
鼻も口もフリーの状態で酸素がいっぱいのこの地上で、人間は恐らく精神で窒息する事もあるのかもしれないと東京駅丸の内口で一瞬思ってしまって冷や汗が出た。どんだけ精神力強いんだよ、地上で意識で窒息死。例えば食べた物を消化吸収することや、心臓を動かして全身に血液を循環させるということについては「どうやっていたんだろう?」って思い悩むことは全くないのに、どうして呼吸だけこんなにも難儀なのだろう。浅い深呼吸をしながらカクカク歩くわたしを追い越していく人たちはみんなスムーズに呼吸が出来ているように見える。でももしかしたらわたしが知らないだけで、年間かなりの人数が、呼吸の仕方を忘れて窒息死しているのかもしれない。死ぬまで呼吸を(ほぼ)絶えず行い続けなければならないという事実に、わたしはしばしば絶望する。

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