2014年6月29日日曜日

20140629-01

どんなに頼れる恋人が傍らにいても、吊革に掴まらず彼の腕に縋りつき、ヒールをカツカツ鳴らしてふらつき回るような、そんな女にはなりたくないと思った。電車の揺れを全身で受け、彼の腕を支点にそれを足下に逃す、そうすると、自分がどれだけ恋人に頼っているか、恋人にも周囲の人にも目に見えてわかる、でもそれは、ひどくみっともなく見えた。そういう生き方はしたくないと思った。


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わたしには哲学があって、それまで哲学というものは、思考から発生するのだと思っていた。確かにそれに間違いはないのだけれど、わたしのこの哲学は、思考というより、欲望から発生している気がする。自分がしたことされたこと、して後悔したことやされて嬉しかったこと、そういうものを突き詰めてわたしは哲学を作り上げ、そしてそれを実行している。

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