2014年6月30日月曜日

20140630-01

わたしELIちゃんがなにか曲を投稿してるのは知ってたんだけど、家のパソコン音出せなくってずっと聞けなくて、最近「あっイヤホンをつなげばいいんだ」って当たり前のことに気付いてそれがさっきで、そしたらすごいキラーチューンが投稿されてたからいま夜更かししてる。

https://soundcloud.com/eli-y-1/you


わたしが文章に書くのは基本的には嘘か、なにかの感想か、夢とか、とにかく現実に起こったことではなくて、なんだけどELIちゃんのつくった何かに触れたときはこうやって文章書いているなって思った。いっこまえの日記で、夜の底にぶつかったときに思い出すひとのはなしをしたけど、まああれもぜんぶ嘘で残らず本当で紛うことなき偽物なんだけど、ELIちゃんのつくるものはぜんぶ、多摩川河川敷で見た神奈川県の光とか、羽田空港から飛び立つ飛行機の航行灯とか、一人で風邪で寝込んでいたら届いたリゾットとか、そういうものを思い出して正直つらい、つらいんだけどばかみたいにいとおしくて泣きたくなる。自分の幼さとか変わってしまった姿とか、もう思い出せないすきだったひとのかおとかそういうもの、いつのまにかなくなった白いカーディガンとか運動靴とか、目の粗いマフラーとか髪飾りとか、そういうものが洪水みたいに溢れて、つらくて、いとおしくなる。
多分、わたしにとっての多摩川や航空灯やカーディガン、誰かにとってのそういうものに、きっと姿かたちを変えて、いろんな人のもとに届いているのだろうなと思う。自分のためのものじゃないのにふたりぼっちみたいに思える、こういう感想を抱くときわたしはいつも、ひどく傲慢だなって思うし、なんだか自分のためだけにそれをわがままに消費しているみたいですごく申し訳ない気持ちになる、なるんだけど、思っちゃうんだからしょうがないよねって甘えたことを思ってる。

この世でたったふたりぼっちな気持ちになるのは、ひどく心細くて、なんて安心できるんだろう。

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