2012年2月5日日曜日

20120205

本当はみんな見透かされていて、「あいつ他人のこと見下してるよな感じ悪い、内面のそういうのが表面ににじみ出てるって気付いてないからああやって精一杯普通にふるまってるんだけどぜんぜんふるまえてねぇっつーのばかみてぇ、でも俺ら大人だからなー、表面上の付き合いだけは適当にしとかないとなダルいなー」って思われてるんじゃないかってさっき思いついて今すごくふわあああってなってる。ミステリばっかり読むと通りすがりに刺されるんじゃないかとか帰り道で変質者に殺されるんじゃないかとか歩道にピアノ線が首の位置に張ってあってそれでザシュってなるんじゃないかとか思っちゃうけど、暗いお話を読んでも同じことがおこるらしい。恋愛小説を読んでも「もしかしたらわたしにもこんな出会いが」って思わないのに、ずるい。
新井素子の文体実はあんまり好きじゃないんだけど、あの書き方だから余計こわい。用意周到にゆっくり絶望させられていく感じがすごくこわい。おまけに忘れっぽいわたしは結末がどんなんだったかまったく覚えていなくて、だから余計こわい。
こんなふうにこわくなるんだったら連続殺人犯の影におびえているほうがよっぽどましだな、どちらもいやだけど。

早急にミステリ・ホラー以外の本を読まないとだめだ。ミステリでもホラーでもなくて暗くならない本ないかなって本棚見回したらやっぱりかっこいい自転車が目に付くし、もうやだ。

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