2014年3月8日土曜日

20140308-01

遊園地に行ってみたいけれど、いま夜にパレードを見たら、泣いてしまうかもしれないと思った。全身で幸せのシャワーみたいなものを受けたら打ち震えて死んでしまうと思った。なんどかそういうものを浴びたことがあって、その度にわたしは死んで、なんでもない朝をまた迎えて生き返って、でも何度繰り返しても、慣れないと思う。
行ったことのある場所と、過ごしたはずの人と、いろんなそういうものをぐるぐるかき混ぜてわたしは頭の中に架空の遊園地を作る。夜で雨だけど雨粒は落ちてこない、でも雨だから、地面に明かりが反射してにじんでとても綺麗で、海の上に立っているみたいだな、と思う。真っ暗な空には小さくチカチカオレンジ色の光がまたたいていて、あ、わたしもいつか、あれに乗ったことがある、と思う。




吐こうとしても弱音しか出てこなくてあーだめだー、と思う。眠たいのに眠りが浅くなってしまって、でも頑張って一日中眠ると頭が痛くなるし、寝だめもできなくなった。体のどこかが常に小さく痛いのはすごく不快だな、外では小雨が降っていて、コンクリートが濡れて車の明かりや街頭を反射して、そういう世界に今はいて、羽田空港や外人墓地にはわたしもう一生たどり着けなくて、それはもう、こちらの世界に来てしまったからなのだと思う。



なかった昔のことばかり思い出すのは久々だな、と思ってる。まだウイスキーがのめなかったころ。

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